副鼻腔炎にフロモックスというお薬はどう?
「風邪ですね。フロモックスを処方しますね」とお医者さんに言われることがあります。
(画像はhttp://meds.qlifepro.com/detail/610411058/flomax-tablets-100-mgより引用)
フロモックスは抗生物質です。ばい菌をやっつけるお薬です。
風邪の原因はほとんどがウイルスなのでフロモックスは効果がありません。
なのに、フロモックスを処方するお医者さんが多いです。
風邪なのにフロモックスを処方するのには理由があります。
風邪が治ってくると黄緑色でドロドロの鼻水がダラーンと出てきますね。
黄緑色でドロドロの鼻水はばい菌と戦ったときの物質です。
「あれ、さっき風邪の原因ってウイルスっていったじゃないですか?」
と思った方も多いでしょう。
最初はウイルスが原因で風邪をひいたとしても
たいてい治りかかると、ばい菌が鼻に侵入し繁殖します。
その結果、黄緑色の鼻水が出るのです。
ばい菌が鼻に感染してもたいてい治るのですが
まれに鼻の穴の先にある副鼻腔にばい菌が拡大し副鼻腔炎を起こすことがあります。
これを二次感染と言います。
風邪が一時的な原因で、
風邪の結果副鼻腔炎を起こしたので二次的な感染だから二次感染と言います。
風邪から副鼻腔炎を起こしたのなら、ほぼ原因はばい菌なわけです。
そんなときに役立つのが抗生物質のフロモックスです。
フロモックスを1週間程度服用することで
仮に副鼻腔にばい菌が移動して繁殖していても効果を発揮してくれます。
その結果、副鼻腔炎を予防したり治療したりできるわけです。
もちろん風邪が原因でなく、他の原因で副鼻腔炎が起きても
ばい菌が副鼻腔にいるならフロモックスは効果があります。
最後にまとめますと
フロモックスはばい菌が原因で起こる副鼻腔炎に効果のあるお薬です。
もしフロモックスでも副鼻腔炎が治らなかった場合には
こちらの記事でご紹介している抗生物質が処方されることがあります。
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