蓄膿症 薬 抗生物質

蓄膿症の治療薬|どんな抗生物質を使うの?

蓄膿症は慢性副鼻腔炎とも言われています。
といいますか、現在の正式な病名は慢性副鼻腔炎です。

 

蓄膿症

 

慢性副鼻腔炎は副鼻腔炎が2〜3か月以上治らない状態です。
長期間副鼻腔炎が治らないと、副鼻腔という鼻の穴とつながっている空洞に膿がたまってしまいます。

 

このことを蓄膿症というわけです。

 

副鼻腔に膿がたまる原因はばい菌の繁殖です。
風邪をひいて治りかけになると緑色の鼻水がでますが、あれは膿です。

 

膿はばい菌と免疫系の細胞と戦った残骸です。

 

つまり、蓄膿症の場合には副鼻腔に膿がたまっているわけですから
お薬は抗生物質が有効です。

 

蓄膿症 抗生物質

 

抗生物質はばい菌をやっつけるお薬だからです。

 

ただ、蓄膿症は慢性副鼻腔炎の一種です。
副鼻腔炎が治らず長期化しているわけですから
抗生物質のお薬を飲んでもそう簡単によくなりません。

 

そこでいろいろ研究されました。

 

「どうすれば蓄膿症がお薬で改善するのかな?」と。

 

いろいろと研究された結果、
抗生物質のお薬の中でもマクロライド系という分類に入る抗生物質を
少量で長期間服用することで蓄膿症が改善する
ことがわかってきたのです。

 

こんな感じで蓄膿症の患者さんに対してマクロライド系の抗生物質を
少量で長期間使用し続ける治療法をマクロライド療法といいます。

 

そんな画期的な治療法があるわけですが、
こんな疑問を感じる方もいるでしょう。

 

蓄膿症 抗生物質

 

「長期間って具体的にどれくらい服用するの?」と。
マクロライド療法では数週間から3か月程度お薬を飲み続けます。

 

あと、蓄膿症は副鼻腔に膿がたまってしまっているので
抗生物質のお薬だけではうまくいかないことが多いです。

 

そんな場合には手術や、皮膚の上から針で刺して
副鼻腔にたまった膿を出す治療をお医者さんからすすめられることもあります。

 

蓄膿症 手術

 

最後にまとめますと、
蓄膿症の治療薬として用いられる抗生物質はマクロライド系の抗生物質です。

 

マクロライド系の抗生物質を数週間から3か月程度飲み続けることで
蓄膿症の状態がよくなっていきます。

 

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