副鼻腔炎 薬 クラリス

副鼻腔炎でクラリスというお薬が使われる理由とは?

副鼻腔炎の原因は

  • ばい菌
  • アレルギー

 

の両方あるいはどちらか一つです。

 

副鼻腔炎 薬 クラリス

 

ばい菌なら抗生物質、
アレルギーなら抗アレルギー剤などのお薬を服用することで
症状は改善されてきます。

 

ところが治療がうまくいかないと副鼻腔炎は慢性化していきます。
長期間続く副鼻腔炎を慢性副鼻腔炎といいます。

 

慢性副鼻腔炎になると、お薬を服用しても簡単に治りません。
最悪手術が必要になるケースもあります。

 

ただ手術には失敗がつきものです。
100%手術がうまくいくわけではありません。

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
副鼻腔炎の手術における7つの失敗とは?

 

できれば副鼻腔炎を治すためとはいえ、手術は避けたいものです。
そこで、あるお薬を3か月以上服用することで慢性副鼻腔炎が改善する治療法をご紹介します。

 

結論としてはマクロライド系と呼ばれる抗生物質を
普段使われる量の半分の量を3か月以上続けることで慢性副鼻腔炎が改善する
のです。

 

マクロライド系の抗生物質にはこの記事でご紹介するクラリスがあります。

 

副鼻腔炎 薬 クラリス
(画像はhttp://meds.qlifepro.com/detail/616140105/clarithromycinより引用)

 

クラリスの成分名はクラリスロマイシンといいます。

 

なぜクラリスなどのマクロライド系の抗生物質を
通常量の半分を3か月以上続けると副鼻腔炎が改善してくるのでしょうか?

 

鼻の粘膜から粘液の過剰分泌を抑える作用

 

副鼻腔炎 薬 クラリス

 

この作用のため鼻水の量が減り、
鼻づまりが起こりにくくなります。

 

アレルギー反応を起こす物質を抑える作用

 

クラリスなどのマクロライド系抗生物質の長期服用で
アレルギー反応を抑えることができ副鼻腔炎の改善につながります。

 

グルココルチコイドを産生させる

 

グルココルチコイドはステロイドホルモンです。
かゆみや痛み、アレルギー反応を抑える物質です。

 

そんな物質がクラリスの長期服用で産生されるので
慢性副鼻腔炎に効果がでてくるわけです。

 

もちろんクラリスは抗生物質です。
ばい菌をやっつけるお薬ですから、ばい菌が原因の副鼻腔炎にも効果があります。

 

以上が副鼻腔炎でクラリスが使用される理由です。

 

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