子供が副鼻腔炎になると熱の症状がでることってあるの?
子供に食欲がなくなったら危険かもしれません。熱を測ってみて下さい。
もし熱があるなら、この記事でご紹介する副鼻腔炎の可能性があります。
「副鼻腔炎って鼻づまりとか蓄膿症のことでしょ?熱なんてでるの?」
と思った方もいるでしょう。
副鼻腔炎で熱がでることはあります。
副鼻腔炎の原因はばい菌やアレルギー反応です。
アレルギー反応とは、たとえばハウスダスト(ホコリ)や花粉などです。
ばい菌に感染しても熱が出ますし、アレルギーでも熱が出ることがあります。
熱がでるのは、ばい菌やアレルギーを起こす物質を
体の外に追い出そうと体が必死になって頑張っている結果です。
熱が高い方が体にとって不要な物質を追い出す力が高まります。
だからウイルスに感染し風邪をひいたら高熱が出るわけです。
これと同じ理屈で副鼻腔にばい菌やアレルギー物質が入って炎症が起きたら熱がでるのです。
あと、副鼻腔炎は子供も大人もなる病気ですが子供特有のこともあります。
まず副鼻腔はこちらの画像のように4つの空洞に分かれます。
(画像はhttp://www.kusano-jibika.com/wp/wp-content/themes/kec/img/illness/fukubikuuen_thm01.gifより引用)
- 前頭洞
- 上顎洞
- 蝶形骨洞
- 篩骨洞
の4つです。
子供の副鼻腔炎の約9割は上顎洞に炎症が起こります。
これは大人とは違う子供特有の特徴です。
つまり『子供の副鼻腔炎=上顎洞の炎症』ということです。
なぜ子供の副鼻腔炎は上顎洞に起こるのか?というと
鼻と上顎洞が太く大きく行き来できる構造になっているからです。
とはいえ、上記の画像をご覧いただくとわかるように
上顎洞は鼻の穴と近い位置にあります。
そういうこともあって、子供の副鼻腔炎は治りやすいという特徴もあります。
鼻の穴から遠いと鼻洗浄してもばい菌や汚れは落ちにくいですから。
⇒副鼻腔炎で洗浄を行う治療法とは?
最後にまとめますと子供が副鼻腔炎を起こした場合、熱の症状がでることはあります。
また、子供の副鼻腔炎の特徴は上顎洞に起こりやすいということです。
理由は上顎洞と鼻の穴の交通路が広く大きいためです。
そのためかえって大人の副鼻腔炎より治りやすいという特徴もあります。
関連ページ
- 副鼻腔炎の熱が下がらない原因とは?
- 副鼻腔炎の熱が下がらない原因についてわかりやすく解説しました。
- 副鼻腔炎で熱がある時にお風呂に入っても大丈夫?
- 副鼻腔炎で熱がある時にお風呂に入っても大丈夫なのでしょうか?わかりやすく解説しました。
- 風邪と副鼻腔炎の違いとは?
- 風邪と副鼻腔炎の違いについてわかりやすく解説しました。
- 赤ちゃんが副鼻腔炎に!熱の特徴は?
- 赤ちゃんが副鼻腔炎になった場合にどんな熱がでるのでしょうか?わかりやすく解説しました。