アレルギーが原因で蓄膿症になることってあるの?
蓄膿症は副鼻腔という空洞に膿がたまる病気です。
副鼻腔はこちらの画像のように4つの空洞からできています。
蓄膿症は風邪をこじらせてなることが多いです。
鼻水がでているときにティッシュで鼻をかまずにすすり続けることで
副鼻腔に膿がたまっていくのです。
風邪の治りかけの鼻水は黄緑〜緑色をしていますね。あれは膿ですから。
こんな感じで蓄膿症は風邪が原因で起こります。
他にもこの記事でのテーマでもあるアレルギーが原因で蓄膿症になることがあるのです。
アレルギーといってもアレルギー性鼻炎のことです。
アレルギー性鼻炎で蓄膿症になるのはなぜ?
そもそもアレルギー性鼻炎とは鼻の中でアレルギーを起こして
鼻水、くしゃみ、鼻づまりなどの症状が出る病気です。
- 花粉(スギやヒノキ)
- 家のホコリ
- ダニの死骸を吸い込む
などがあります。
上記のような花粉やホコリダニの死骸などを吸い込むと
体はこれらを追い出そうと頑張り始めます。
このことを免疫といいます。
免疫もちょうどよいくらいの頑張りであれば
花粉やホコリを人体に無害で追い出すことができます。
でも、免疫ががんばりすぎるとアレルギー反応が起こるのです。
たとえばくしゃみ、鼻水などがでます。
そして鼻水をティッシュでかまずに、すすっていると副鼻腔にたまってしまうわけです。
鼻水も透明なものと緑色のものがありますね。緑色の鼻水は膿の一種です。
この膿の鼻水が副鼻腔にたまった状態こそが蓄膿症です。
最後にまとめますと
花粉やホコリなどの異物が鼻に入る
↓ ↓ ↓
免疫が働いて外に追い出そうとする
↓ ↓ ↓
免疫が過剰だとアレルギー反応がでる
↓ ↓ ↓
鼻水、くしゃみがでる
↓ ↓ ↓
緑色の鼻水をすすってしまう
↓ ↓ ↓
副鼻腔に膿がたまる
↓ ↓ ↓
蓄膿症になる
というメカニズムです。
以上、アレルギー性鼻炎が原因で蓄膿症が起こるメカニズムについて解説しました。
関連ページ
- 子供が蓄膿症になる原因は?
- 子供が蓄膿症になる原因についてわかりやすく解説しました。
- 歯が原因で蓄膿症になることってあるの?
- 歯が原因で蓄膿症になることってあるのでしょうか?わかりやすく解説しました。
- 蓄膿症の原因菌は?
- 蓄膿症の原因菌は何でしょう?わかりやすく解説しました。