片方だけ鼻づまりに原因3つの原因とは?
片方だけ鼻づまりがある、こんな心配をしていませんか?
「普通鼻水って両方の鼻の穴から出るから
両方とも鼻づまりが起こるはずなのでは?」という心配です。
確かにその通りですね。
鼻水が出てきたらすぐに
ティッシュで鼻をかむことで鼻づまりを防止できますから。
つまり鼻づまりの原因に
出てきた鼻水を放置しした結果、鼻水が固まることが挙げられます。
だから『鼻づまりは両方の鼻に起こるもの』と思ってもおかしなことではありません。
ではなぜ片方にだけ鼻づまりが起こることがあるのでしょうか?
3つの原因が考えられます。
片方にだけ鼻づまりが起こる3つの原因とは?
鼻茸は『はなたけ』と読みます。鼻の穴にできるポリープのことです。
ポリープは『デキモノ』のことです。
癌ということもありますし、良性の腫瘍ってこともあります。
鼻茸の場合はほとんどが良性です。
つまり全身に転移して命に関わるような恐ろしいデキモノではないってことです。
鼻茸は鼻の穴でも奥の方にできます。
だから手鏡で鼻の穴を見てみても鼻茸を発見することは難しいです。
鼻茸はポリープです。鼻水が原因でできるものではありません。
そういった意味で、片方の鼻の穴にだけ鼻茸ができることは普通にあります。
また鼻茸はデキモノです。
鼻水が固まったもののように鼻の通りが悪くなりますから鼻づまりの原因になります。
したがって鼻茸は片方だけ鼻づまりの原因になり得ます。
鼻茸に関する詳しい解説はこちらをご覧ください。
鼻中隔湾曲症は『びちゅうかくわんきょくしょう』と読みます。
鼻中隔は鼻の中を左と右に分ける壁のことです。
つまり、鼻中隔は鼻の穴の真ん中にあるってことです。
この鼻中隔という壁が湾曲といって曲がることを鼻中隔湾曲症といいます。
鼻中隔が曲がるということは
左か右の鼻の穴の空間が狭まることを意味します。
逆に反対の鼻の穴の空間は広がります。
だから鼻の穴の空間が狭くなった方は空気の通りが悪くなり
鼻づまりがした感覚になるわけです。
このことから鼻中隔湾曲症は片方だけ鼻づまりがする原因になります。
歯性上顎洞炎は『しせいじょうがくどうえん』と読みます。
口の中の上顎の奥歯が虫歯になり
その虫歯を放っておくと副鼻腔炎を起こすことがあります。
上顎と副鼻腔は近い位置にあるためです。
副鼻腔はこちらの画像のように4つの空洞からできています。
- 上顎洞
- 篩骨洞
- 蝶形骨洞
- 前頭洞
の4つの空洞から副鼻腔はできています。
上記の画像のように上顎と副鼻腔は近い位置にありますから
虫歯のばい菌が移動して副鼻腔に移動して炎症を起こすことがあるのです。
先ほど解説した副鼻腔炎は鼻茸ができる原因の一つです。
だから副鼻腔炎が起こると鼻茸ができ、片方だけが鼻づまりを起こすことがあるのです。
また、上の歯の虫歯と言っても右の歯か左の歯かで
副鼻腔でも左か右かどちらか側を中心に炎症が起こるわけです。
副鼻腔炎を起こすとドロドロした黄緑色の鼻水がでます。
たとえば左側の歯が虫歯になり左側の副鼻腔が炎症を起こしたなら
左側の鼻の穴にドロドロの鼻水がつまり、鼻づまりになります。
この場合には左側だけ鼻づまりになるわけです。
このことから歯性上顎洞炎を起こすと片方だけ鼻づまりになることもあります。
以上が片方だけ鼻づまりを起こす原因3つです。
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