手術による蓄膿症の治し方について
蓄膿症は副鼻腔に膿がたまる病気です。
風邪や花粉症などが原因で鼻水が副鼻腔にたまり蓄膿症になります。
蓄膿症の治し方としてはまず飲み薬から開始します。
マクロライド系抗生物質を少量で長期間飲み続ける治療法が有名です。
抗生物質はばい菌をやっつけるお薬です。
蓄膿症の膿はばい菌と戦った残骸です。
そういった意味では抗生物質は蓄膿症の治療になります。
- マクロライド系以外にも
- ニューキノロン系
- ペニシリン系
- セフェム系
などなど
中でもマクロライド系が蓄膿症には有効なのです。
とはいえ、マクロライド系抗生物質を少量で長期間使用しても
蓄膿症が治らない場合や鼻茸ができている場合には手術が適応になることもあります。
「鼻茸って何ですか?」とよくわからない方はこちらの記事をご覧ください。
⇒鼻茸とは?
この記事では蓄膿症の治し方としての手術について解説します。
「手術は嫌だ」と感じている方はこちらの市販薬をお試しください。
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手術はどう?蓄膿症の治し方
蓄膿症の手術は鼻全体を切開したり顎をゴリゴリと削るような
乱暴な方法ではありません。
内視鏡を鼻に入れて、切ったり削ったりせずに
安全に手術を行うことができます。
そして鼻の中や副鼻腔にある、膿や鼻茸を除去していきます。
内視鏡を使った蓄膿症の手術は全身麻酔を使いません。
患者さんは完全に意識のある状態です。
局所麻酔を使って鼻全体だけに痛みを感じないようにした状態で
内視鏡を鼻から挿入して異物を除去していきます。
「意識があったら怖くて顔に力が入って手術しにくくないですか?」
と心配になる方もいるでしょう。
そんな場合には精神安定剤を注射して頭が「フワッ」と眠たい状態にして緊張感を解きほぐして
手術を行いますので、そこまで心配はいりません。
手術はだいたい2時間前後で終わります。
手術が終わって局所麻酔が切れたらさすがに痛みがでてきます。
だから退院後は痛み止めのお薬が処方されます。
痛み止めのお薬を飲めば、激痛で寝れないということはないでしょう。
以上、蓄膿症の手術について解説しました。
蓄膿症の手術は昔のように骨を削ったりしないので
そこまで心配はいりませんよ。
蓄膿症を放置していると目が恐ろしい状態になることもありますから。
⇒蓄膿症で目に症状がでることってあるの?
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