副鼻腔炎にアレロックという薬はどうなの?
副鼻腔炎の治療薬としてアレロックが処方されることがあります。
アレロックはアレルギー性鼻炎などで処方されるお薬です。
副鼻腔炎の治療薬としてアレロックを飲むことに意味はあるのでしょうか?
アレロックは副鼻腔炎の治療薬として使えるの?
データによるとアレルギー性鼻炎の患者さんにCTで画像診断してみたところ
約3割の患者さんの副鼻腔に炎症が起きている像が確認できたそうです。
副鼻腔に炎症の像があるということは副鼻腔炎が起きているわけです。
つまりアレルギー性鼻炎を起こすと約30%の確率で副鼻腔炎も起こしてしまうということです。
アレロックは抗ヒスタミン薬に入るお薬です。
抗ヒスタミン薬はアレルギー性鼻炎などのアレルギーの症状を緩和させるお薬。
ということは副鼻腔炎の患者さんにアレロックを使用することは
おかしなことでないといえますね。
アレルギー性鼻炎から副鼻腔炎が起きているなら
抗ヒスタミン薬で大元のアレルギー性鼻炎を治療すれば
副鼻腔炎の症状も治まる可能性があるわけですから。
またアメリカ小児科学会、小児急性細菌性副鼻腔炎ガイドライン2013によると
子供の急性副鼻腔炎の補助治療として抗ヒスタミン薬であるアレロックの記載があります。
ちなみに小児急性細菌性副鼻腔炎ガイドライン2013では
- 点鼻ステロイド
- 食塩水による鼻洗浄
- 充血除去薬(点鼻、内服)
- 去痰薬
- 抗ヒスタミン薬
を推奨しています。
副鼻腔炎の治療薬として抗ヒスタミン薬であるアレロックは
好んで使用する病院もあれば、一切使用しない病院もあります。
なので、副鼻腔炎と診断され、アレロックが処方されたからといって
不安がる必要はありません。
ただ、アレロックは抗ヒスタミン薬です。
抗ヒスタミン薬の副作用は強い眠気と口の渇きです。
昼間に睡魔が襲ってきたリ、喉の渇きから咳をすることもあります。
あまりに副作用がきつい場合にはかかりつけの先生に
今後もアレロックを続けたほうがよいのか?相談するようにしましょう。
こちらも参考に!⇒メイアクトという薬は副鼻腔炎に有効?
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