慢性副鼻腔炎の治療法
慢性副鼻腔炎は急性副鼻腔炎が2〜3か月以上治らない状態のことです。
そもそも急性副鼻腔炎は風邪やアレルギー性鼻炎がこじれて起こります。

鼻の穴である鼻腔と副鼻腔はつながっているので
鼻腔に起きた炎症は副鼻腔に移動できるわけです。
副鼻腔はこちらの画像で示している4つの空洞のことです。

副鼻腔は上記の画像のように4つの空洞からできています
- 前頭洞
 - 篩骨洞
 - 上顎洞
 - 蝶形骨洞
 
上記4つの空洞のどれかに炎症が起こり
2〜3か月続くと慢性副鼻腔炎と呼ばれているわけです。
この記事では慢性副鼻腔炎の治療法について解説します。
慢性副鼻腔炎の治療法
慢性副鼻腔炎はくどいようですが急性副鼻腔炎が長期間治らなかった結果発症しています。

だから慢性副鼻腔炎の治療はそう簡単ではありません。
治療期間は長くなります。
慢性副鼻腔炎の治療法としては
- 鼻洗浄
 - 抗生物質などの飲み薬
 - 手術
 
があります。
鼻洗浄についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒副鼻腔炎で洗浄を行う治療法とは?
次に飲み薬です。
マクロライド系の抗生物質を普通に使うよりも少ない量で長期間服用し続けます。
手術についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒副鼻腔炎の手術について
手術は最近では局所麻酔で、しかも鼻の穴から内視鏡を入れて病変を除去する方法が主流です。
昔のような骨を削って命がけで行う手術法はありませんのでご安心ください。

しかも局所麻酔なら日帰り手術も可能です。
お仕事や学校で休めない方でも慢性副鼻腔炎の手術が受けられるようになりました。
以上、慢性副鼻腔炎の治療法について解説しました。
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