風邪と副鼻腔炎の違いとは?
風邪と副鼻腔炎の違いは何でしょうか?
風邪と副鼻腔炎の大きな違いは風邪はウイルスによって引き起こされますが
副鼻腔炎の原因はばい菌であるところです。
風邪はウイルスが原因ですから、ばい菌をやっつける抗生物質は全く効きません。
でも、副鼻腔炎はばい菌が原因であることがほとんどですから
抗生物質が大きな効果を示します。
ウイルスも細菌も人に感染する点は似ています。
しかし感染する目的が違います。
細菌は感染したものから栄養をうばい自力で増殖することが出来ます。
ウイルスは自力で増えることは出来ません。
感染した細胞の中でしか増殖出来ません。
風邪の原因になるウイルスはこちらです
- アデノウイルス
- RSウイルス
- インフルエンザウイルス
- マイコプラズマ
これらは風邪の病原体の種類です。
これらのウイルス感染により気道の上部に局所症状が現われます。
初期症状として喉の渇きや違和感を感じます。
くしゃみ・咳・鼻水は気道上部の急性炎症です。
発熱・倦怠感・頭痛といった全身症状を伴った急性感染症もあらわれます。
以上が風邪の症状です。
副鼻腔炎は副鼻腔に起こる炎症です。
鼻を囲む顔の骨の中に副鼻腔があります。
小さな空洞で内部は粘膜で覆われています。
副鼻腔の画像はこちらです。
風邪やアレルギーなどが原因で副鼻腔炎になると、
鼻粘膜が腫れて急性副鼻腔炎を発症します。
副鼻腔から出る鼻水の通る道が邪魔され感染が鼻腔から広がっていきます。
風邪のウイルス感染が発端となり数日経過し細菌感染に移行します。
急性副鼻腔炎から細菌性副鼻腔炎を引き起こすこともあります。
風邪からの、鼻水や咳が7〜10日と長引くときは急副鼻腔炎を疑ってみてください。
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