歯性上顎洞炎を放置するとどうなる?
歯性上顎洞炎を放置したらどうなってしまうのでしょうか?
「奥歯が痛い」と歯医者さんに診察に行くとレントゲンを撮ってもらうと思います。
レントゲンから歯性上顎洞炎かどうか診断ができます。
まずそもそもの話からします。
歯性上顎洞炎は副鼻腔炎の一種です。
副鼻腔炎は副鼻腔に起きた炎症のことです。
副鼻腔はこちらの画像のように4つの空洞からできています。
上記の画像のように副鼻腔は
- 上顎洞
- 前頭洞
- 蝶形骨洞
- 篩骨洞
の4つの空洞でできています。
もちろん歯性上顎洞炎は副鼻腔の中でも上顎洞に起こる炎症のことです。
歯性上顎洞炎は『歯性』と歯がついています。
歯の病気が原因で上顎洞炎が起こることを『歯性』上顎洞炎というわけです。
歯の病気としては
- 虫歯(ばい菌)
- インプラント治療時に上顎洞の粘膜を傷つけた
などがあります。
上顎洞は上あごの奥歯とかなり近い位置にあります。
だから奥歯に虫歯ができたり手術で傷つけるだけでも
歯性上顎洞炎が起きてしまうことがあるのです。
では歯性上顎洞炎を放置するとどうなるのでしょうか?
上顎洞は副鼻腔の1つです。
副鼻腔の4つの空洞は鼻の穴からすべてつながっています。
つまり、上顎洞は残り3つの副鼻腔の空洞ともつながっているわけです。
だから歯性上顎洞炎を放置すると、
残り3つの空洞にまで炎症が拡大することがあります。
上顎洞炎を含めて副鼻腔炎は蓄膿症の原因です。
蓄膿症は最悪手術が必要になる病気ですから
歯性上顎洞炎を放置しない方がよいでしょう。
こちらも参考に!⇒蓄膿症で目に症状がでることってあるの?
「歯性上顎洞炎を放置するとどうなる?」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
関連ページ
- 上顎洞炎の原因とは?
- 上顎洞炎の原因についてわかりやすく解説します。
- 歯性上顎洞炎の症状は?
- 歯性上顎洞炎の症状についてわかりやすく解説しました。