フロモックスは風邪薬として効果があるの？
風邪をひくと鼻水が大量に出ることがあります。
鼻水をしっかり「チーン」とかまないと鼻の奥にある副鼻腔にたまり、
副鼻腔炎を起こすことがあります。
副鼻腔炎をこじらせると慢性化し蓄膿症を起こすこともあります。
ところでお医者さんがあなたの症状をみて
「風邪ですね」と言った後、フロモックスを風邪薬として処方することがあります。
フロモックスは抗生物質です。
ばい菌をやっつけるお薬の一種です。
この記事ではフロモックスは風邪薬として有効か？解説したいと思います。
フロモックスは風邪薬として有効？
まずそもそも風邪の原因の9割はウイルスです。
残りの1割がフロモックスといった抗生物質が効く細菌（ばい菌）です。
フロモックスはばい菌をやっつける抗生物質です。
つまり風邪薬としてフロモックスを処方されても風邪が治る確率は1割程度です。
しかもフロモックスなどの抗生物質を飲んでもばい菌を100％やっつけるわけではありません。
フロモックスを飲んだ後に生き残ったばい菌は耐性菌になり
どんどん抗生物質が効かない恐ろしい菌に変わっていくわけです。
そう考えると風邪薬としてフロモックスを処方されたのなら、もう一度お医者さんと相談して、本当に飲んだ方がよいのか？確認した方が無難かもしれませんね。
ただ、一応お医者さんとしてはこんな意見もあります
風邪でフロモックスは効かないけど、風邪をひくとくしゃみのしすぎ、
咳のしすぎで喉に炎症がおこったり鼻が切れて鼻血が出たりするわけです。
こういうことを二次感染といいます。
風邪をひいて最初はウイルスに犯されていたとしても
その後、喉や鼻が傷み、ばい菌が繁殖することがあります。これが二次感染です。
この二次感染の防止のためにフロモックスなどの抗生物質を使用していると、
お医者さんは言うわけです。
こんな感じで一応風邪薬として正当な理由がお医者さんにはあります。
以上のことを踏まえてとにかく風邪薬としてフロモックスを処方されたのなら、
お医者さんに本当に飲んだ方がよいのか？質問してみましょう。
間違っても自己判断でフロモックスを飲む・飲まないを決めないようにお願いします。
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