蓄膿症の症状の治し方
この記事では蓄膿症の症状の治し方について解説します。
蓄膿症かも?と思った方、以下ご覧ください。
蓄膿症とは本来空気で充たされている副鼻腔が
炎症により空気が通りにくくなり膿が溜まっている状態が続いていることです。
- 長期間鼻づまりが続き鼻呼吸がしにくい
- 鼻水が水っぽくなくドロッとした黄緑色の鼻水がでる
- 鼻をかんでも、すっきりせずに奥に溜まっている感じがする
- ドロッとした鼻水が、喉の奥で垂れてくるかんじがする
- 鼻声になり、咳が出ることが多くなった
- 鼻が詰まって口を開けていないと眠れない
- 匂いや、味がわかりにくくなった
- 眉間の辺りが、重い感じがする
- 集中力がなくなった
蓄膿症の症状は人によって異なることも多いので
いくつかでも当てはまる症状があれば耳鼻科を受診することが治し方として重要です。
耳鼻科は子どもの頃は比較的受診する頻度も多いです。
でも大人になると受診する機会も減り
久しぶりの耳鼻科に少し緊張する方もいるかもしれません。
そこで、耳鼻科での治療の流れを簡単に紹介します。
まずは問診、診察、レントゲンで現在の状態を把握します。
また、内視鏡で副鼻腔の粘膜の腫れや、
鼻腔が狭くなっていないかなどを調べることもあります。
昔はレントゲンのみで蓄膿症と診断されましたが
今はCTを用いてより正確に診断が出来るようになっています。
耳鼻科で蓄膿症と診断されたら
治し方はまず点鼻薬、内服、鼻洗浄を1か月ほど継続します。
点鼻薬はステロイド点鼻薬を使用します。
鼻洗浄は蓄膿症を治すだけでなく鼻の粘膜に付いた花粉やホコリなども
洗い流せるのでアレルギーの原因を取り除くのにも有効です。
内服はマクロライド系抗生物質を用いることが多いようです。
マクロライド系抗生物質は、細菌をやっつけること以外に
粘膜の抵抗力を上げる効果も認められています。
また鼻を頻繁にかむことも大切です。
鼻洗浄、点鼻薬、内服で1か月治療し、改善がみられれば
症状に応じて鼻洗浄や点鼻薬を継続します。
しかし1か月続けても粘膜の改善が見られない場合は手術を検討します。
手術を行う治療も昔に比べ格段に進歩し患者さんへの負担も少なくなっています。
今は、内視鏡を用いて日帰り手術が可能な病院もあります
ので、怖がらずに一度耳鼻科に行ってみましょう。
つらい鼻づまりから早く解放されることを願っています。
こちらも参考に!⇒手術による蓄膿症の治し方について
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