副鼻腔炎はレーザー治療で改善するの?
お薬で副鼻腔炎の治療をしても改善しない場合には手術になることがあります。
昔の副鼻腔炎の手術は命がけでした。
ドリルで骨にゴリゴリ穴をあけ副鼻腔の手術をしていたのです。
そのため大量出血を避けられず、命に影響するほどでした。
現在では内視鏡を鼻の穴に入れて副鼻腔炎の手術をします。
骨に穴をあける手術ではないので出血も少ないですし痛みも少ないです。
ただそれでもレーザー治療よりは痛いですし、出血もあります。
そこで少しでも痛くない、出血をともなわない手術を望むなら
レーザーで副鼻腔炎の治療ができないか?気になる方も多いでしょう。
そこで副鼻腔炎の手術をレーザーでできないか?解説します。
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副鼻腔炎はレーザー治療が可能?
結論としては副鼻腔炎をレーザーで治療するのは難しいです。
レーザー治療は鼻腔の粘膜を焼く治療法です。
副鼻腔炎は副鼻腔という鼻腔のさらに奥にある空洞の炎症です。
レーザーで粘膜を焼いても副鼻腔炎は治りません。
副鼻腔はこちらの画像のように4つの空洞からできています。
- 前頭洞
- 篩骨洞
- 上顎洞
- 蝶形骨洞
の4つの空洞から副鼻腔はできています。
副鼻腔炎は鼻腔から副鼻腔に行く通路が炎症で狭くなり
空気の通りが悪くなることも原因の1つです。
つまり鼻腔から副鼻腔への通路を拡げるような治療法でないと
副鼻腔炎の改善にはつながらないわけです。
副鼻腔炎の根本的な治療を望むならやはり内視鏡を鼻から挿入して行う手術が最善です。
そもそもレーザー治療は副鼻腔炎ではなく花粉症などのアレルギー性鼻炎の治療法の一つです。
アレルギー性鼻炎でブクブクに腫れた鼻腔の粘膜をレーザーで焼くことで
鼻の空気の通りがよくなり、しかもアレルギー反応が起こりにくくなります。
最後にまとめますと、レーザー治療は副鼻腔炎で使うわけでなく
花粉症などのアレルギー性鼻炎の治療に有効です。
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