副鼻腔炎でジスロマックという薬はどんな場合に使うの?
ジスロマックはマクロライド系の抗生物質です。
ばい菌をやっつけるお薬です。
(画像はhttp://meds.qlifepro.com/thumb/6149004F1028_001.jpgより引用)
特にマイコプラズマという種類のばい菌をやっつける目的で使われます。
この記事では副鼻腔炎でジスロマックを使う場合について解説します。
副鼻腔炎でジスロマックを使う時はどんなとき?
まず抗生物質を使う時はばい菌が原因だとお医者さんが判断した時です。
抗生物質はばい菌をやっつけるお薬だからです。
風邪をひいたらたいてい透明な鼻水がでて
その後、黄緑色の鼻水が続くことが多いです。
あなたもそんな経験があるでしょう。
そんな感じで風邪をひいた後に黄緑色の鼻水がでるときには
たいてい副鼻腔炎を起こしています。
黄緑色の鼻水の原因はたいていばい菌です。
ケガをしたときに傷口が膿んでくることがあります。
膿の色は黄緑色です。ばい菌が傷口に侵入した結果起きています。
傷口の膿と黄緑色の鼻水は同じ成分です。
つまり黄緑色の鼻水はばい菌の感染による膿です。
これを通称「青っ鼻」と言っているわけですね。
そのため、風邪をひいた後などに起こる副鼻腔炎の場合には
抗生物質をお医者さんは処方します。
お医者さんがばい菌が原因で副鼻腔炎が起きていると判断したら
たいてい初めはセフェム系という種類の抗生物質を処方することが多いです。
セフェム系の抗生物質が副鼻腔炎に潜んでいるばい菌に効果があることがわかっているからです。
でも、たまにセフェム系が効かない場合があります。
そんな場合にお医者さんは少し困った顔をしながら
「じゃ、ジスロマックを処方します」と言います。
ジスロマックはマクロライド系という種類の抗生物質です。
副鼻腔炎だからといって最初からいきなり処方しません。
ジスロマックは記事の冒頭でも書きましたがマイコプラズマという種類のばい菌によく効きます。
でも、ほとんどの副鼻腔炎の原因菌はマイコプラズマではないからです。
だから、副鼻腔炎によう膿が鼻から出ていると思ったら
お薬としてはセフェム系という抗生物質を処方し、
もし効かなかったらジスロマックを処方するということです。
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