副鼻腔炎による頭痛を放っておくと髄膜炎を起こすことがあるの?
副鼻腔炎といえば鼻水や鼻づまりの症状があって
息がしにくく、集中力が悪くなる印象が強いです。
他にも副鼻腔炎の症状として咳や頭痛があります。
副鼻腔炎によって頭痛が起こる理由は
副鼻腔周辺にある神経が炎症反応によって刺激を受けるからです。
具体的には三叉神経が刺激され痛みを感じることから頭痛が起こります。
副鼻腔炎による頭痛についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒副鼻腔炎でおでこに頭痛が起こることってあるの?
もちろん、副鼻腔炎が原因で起こる頭痛にも治療法があります。
ばい菌が原因で副鼻腔炎が起きているなら抗生物質で治療しますし
アレルギーが原因で起きているならアレルギーのお薬で治療します。
ただもし頭痛の症状があっても「いつもの偏頭痛だろうから我慢しよう」
と治療をしないで放置していると髄膜炎を起こすことがあります。
髄膜炎は頭の中にあるくも膜と軟膜の間のくも膜下腔で起こる炎症のことです。
くも膜下腔の場所はこちらの画像でご確認ください。
(画像はhttp://terumo-kumomakka.jp/attention/about/より引用)
副鼻腔炎がくも膜下腔にまで発展してしまった結果髄膜炎が起きるわけです。
髄膜炎は脳に近い部分で起こる炎症などで、これ以上放置するのは大変危険です。
髄膜炎がさらに進むと髄膜脳炎を引き起こし
意識障害や痙攣といった神経症状が起こることもあります。
最後にまとめますと、そもそも副鼻腔炎は鼻炎や風邪から起こります。
つまり
風邪や鼻炎
↓ ↓ ↓
副鼻腔炎
↓ ↓ ↓
頭痛
↓ ↓ ↓
髄膜炎
↓ ↓ ↓
髄膜脳炎
↓ ↓ ↓
意識障害や痙攣
などと進行することがあります。
ただの風邪、ただの鼻炎だと思わず頭痛などの症状が治まらないなら
できるだけ早く病院に行った方がよいでしょう。
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