子供の副鼻腔炎の治療薬として抗生物質はどう?
子供にも副鼻腔炎が起こることがあります。
副鼻腔炎とは副鼻腔という鼻の穴(鼻孔)とつながっている空洞で起こる炎症のことです。
具体的な場所はこちらの画像をご覧ください。
(画像はhttp://www.kusano-jibika.com/wp/wp-content/themes/kec/img/illness/fukubikuuen_thm01.gifより引用)
副鼻腔は上の画像のように
- 前頭洞
- 篩骨洞
- 上顎洞
- 蝶形骨洞
の4つの空洞にわかれます。
子供に起こる副鼻腔炎の原因は風邪が多いです。
風邪の原因は最初はウイルスですが
治りかかってくるとばい菌が鼻で繁殖します。
風邪をひきかけた当初は透明な鼻水が出ます。
でも治りかけてくると黄緑色の鼻水に変わりますね。
透明な鼻水は体がウイルスと戦っている状態で
黄緑色の鼻水はばい菌と戦っている状態です。
で、風邪の治りかけの黄緑色の鼻水が出るころに
ばい菌が副鼻腔まで拡大し副鼻腔炎を起こすことがあるわけです。
もし子供さんがばい菌が原因で副鼻腔炎を起こした場合には
お医者さんは抗生物質のお薬を処方します。
ばい菌をやっつける特効薬は抗生物質だからです。
抗生物質を1週間から10日間程度お医者さんの指示通り服用すれば
たいてい状態は改善します。
それでも改善しない場合には、別の抗生物質を処方します。
たとえばこういった抗生物質です。
反対に子供さんに起きた副鼻腔炎の原因がアレルギーだとお医者さんが
判断した場合には抗生物質は処方しません。
抗生物質はアレルギーの特効薬ではないからです。
最後にまとめますと、子供が副鼻腔炎を起こした場合に抗生物質のお薬が処方されるのは、
お医者さんがばい菌が原因だと判断した場合です。
ばい菌が原因で副鼻腔炎を起こしているならたいてい
黄緑色の鼻水がズビズビでているはずです。
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